九州大学スクールリーダーシップ開発総合サイト

Kyushu University
リスクの感度を高める
組織マネジメント
研究開発プロジェクト

平成29年度 
独立行政法人・教職員支援機構委託研究

危機は「まさか」でなく常に起こりうることを予測し、リスク値(発生率×深刻度)を少しでも下げる努力をするほかない。リスクの感度を高めておくことがリーダーの条件である。

危機発生時の対応(いわゆるクライシス・マネジメント)においてもスクールミドルの立ち位置は重要である。最前線に近い位置にいるからこそ初期対応に関わる機会も多い。この初動が遅れると事態は確実に悪くなる。経験の浅い担任も増える中で、何かあればすぐにミドルの耳に届くような風通しのよさと、関係者に寄り添い組織的に動けるスピード感、コミュニケーションを図るべき相手を的確に捉える感性が求められている。