韓国にて公州大学との共同フォーラム開催!

2012年9月14日~18日、韓国公州大学校師範学部と九州大学教育学部の連携協定にもとづき、連携の実質化に向けて公州大学校国際交流会館にて研究フォーラムが行われました。
訪問団には、吉本圭一学部長、田上哲准教授、元兼正浩准教授、岡幸江准教授を筆頭に、それぞれの研究室の院生約10名が参加しました。

 


当研究室からは、元兼准教授、博士後期課程の波多江俊介氏、畑中大路氏、金子研太氏の3名が参加しました。元兼准教授は「次世代スクールリーダーの育成」と題し、自身の研究を通訳なしの韓国語で発表しました。
また、博士後期課程の金子研太氏は「日本における研究特化型組織の変容」というタイトルで研究発表を行いました。そのほか、博士後期課程の大島崇氏、清水良彦氏、児玉華奈氏がそれぞれの研究を発表しました。
韓国側からも、イ・ジェギュ教授の教育相談に関する研究をはじめ、教育方法、生涯学習、教育行政に関する研究の発表が行われました。


フォーラム以外にも、農村における教育の研究開発を行っている忠南教育研究所、公募により就任した校長のもと学校の活性化に成果を上げているウソン中学校、公州の社会教育関連施設として、崔益鉉慕徳祠(抗日運動家の顕彰施設)、百済歴史文化館と遺跡群へのエクスカーションが実施されました。また、時間の関係により実現しませんでしたが、初日にはBK21チームの訪問が予定されており、短期間のうちに高等教育から初等中等教育、社会教育に至る幅広い体験を積むことができました。

 


フォーラム、エクスカーションとも、公州大学のホスピタリティあふれる歓待に支えられて実現しました。この韓国訪問は、9月28日・29日開催の卒業論文中間発表会、修士論文中間発表会にてポスター形式で報告されます。教育学科のイ・ビョンスン学科長、ヤン教授、チェ教授、留学生で窓口業務を担っていただいた瀬川理恵氏をはじめ、公州大学の皆様に心より感謝申し上げます。


本訪問は、国を超えた研究交流を実施できただけでなく、九大内での研究室を超えた教員・院生間の交流を活性化する効果も持ちました。両大学の教員・院生とも「つぎは九州」を合言葉に、九大での国際フォーラムの開催に向けて動き出しています。

 

韓国公州大学校師範学部と
九州大学教育学部の連携協定にもとづき、連携の実質化に向けて
公州大学校国際交流会館にて研究フォーラムが行われました。
更新日:2012-09-20 13:43

過去のお知らせ一覧へ