2013年度日本建築学会大会にて学術協力研究員が発表

2013年8月30日~9月1日、北海道大学で開催された日本建築学会大会において、「中学校学級教室の空間形態に関する考察」と題して、建築計画の分野で発表を行いました。

学校校舎で最優先すべき空間であるにも関わらず、教科担任制であることから、従来、着目されることが少なかった中学校の学級教室に関する考察であり、なかでも、教員の教育活動と教室の空間形態との関連は、新たな視点と考えられます。

具体的には、典型的な2つの教室形態のうち、中学校においては8m×8mの正方形型教室に比して7m×9m(4間×5間)の長方形型教室の方が適しているという結論は、明治期に定型化した4間×5間の教室を改革の対象としてきた設計者、および、研究者にインパクトを与えたのではないかと思います。

今後も、教育活動を支える校舎という観点で研究に力を注ぎたいと考えています。また、本報はすでに学会発表済みの「『学級教室』の成立」とも合わせて、投稿論文として纏めたいと考えています。

 


(文責:藤原直子)

更新日:2013-09-20 18:38

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