九州教育学会 ラウンドテーブル企画開催

2014年12月6日、7日に第66回九州教育学会が長崎大学を会場にして行われました。九州地区における教育学関係の学会では最大規模の学会であり、教育方法学、教育哲学等の教育学各専門領域が一堂に会する学会です。

本研究室は、ラウンドテーブルを企画いたしました。

「九州地区における学校規模適正化をめぐる問題状況と課題をさぐる(その2)~長崎県の現状報告と研究方法論検討②」

 

このテーマは前回大会から引き続いており、今回は長崎県における学校統廃合をメインテーマとして行われました。当研究室OBである雪丸武彦氏(長崎県立大学)、畑中大路氏(山口東京理科大学)が報告を行い、波多江俊介氏(熊本学園大学)が研究方法論の提示を行いました。

 

報告①「長崎県義務教育諸学校の統廃合とマクロ分析」雪丸武彦(長崎県立大学)

報告②「長崎県立高等学校の統廃合とミクロ分析」畑中大路(山口東京理科大学)

指定討論「行政経験者の立場から」蛭川 誠嗣

指定討論「研究者の立場から」波多江俊介(熊本学園大学)

 

人口減少の著しい長崎県では統廃合が進んでおり、全国的にも、学校規模の見直しが進められています。本ラウンドテーブルによって、今後の学校統廃合研究の発展を望めれば幸いです。

 

また、個人研究発表では、本研究室関係者から山口東京理科大学助教の畑中大路氏が発表を行いました。

「学校組織間における知識移転―高校教員のライフストーリーにみるカリキュラム・マネジメント―」

 

学会参加を通して、これまで触れることのなかった教育学各分野の最新の研究動向に触れることができました。分野ごとの対象へのアプローチ手法や、分野によって違う視点から研究に触れるなど新しい刺激をうけました。今回の大会参加で得た知見を活かして、今後の研究活動を進めてまいります。

 (文責:小林昇光)

更新日:2014-12-29 06:54

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