九州大学・公州大学師範大学国際交流プログラム
2018年11月23日(金)から2018年11月26日(月)、韓国公州大学校において「2018年 第7回 九州大学教育学部・公州大学師範大学 国際交流プログラム 教育研究国際フォーラム―教育の実践を『科学』する―」が行われました。
本研究室からは、元兼正浩先生が口頭発表を、博士後期課程の申芸花、鄭修娟、柴田里彩がポスター発表を行いました。発表題目は以下の通りです。
【研究発表】
元兼正浩教授(九州大学)「実践と研究の関係は組み換えられるか―日本の教育経営学における実践と研究の関係―」
【ポスター発表】
申芸花(博士後期課程3年)「韓国における多文化家庭の子どもへの大学生メンタリング効果に関する研究」
鄭修娟(博士後期課程2年)「熊本地震における<学校再開プロセス>に関する研究」
柴田里彩(博士後期課程1年)「公立女子高校の存続決定プロセスに関する考察」
フォーラムでは、「教育の実践を『科学』する」というテーマに基づいて、両大学の教員が研究発表を行ったのち、質疑応答を行うという形式で進行されました。また、全ての発表が終わった後には、ヤン教授の司会進行のもと、発表者に対してフォーラム参加者から質疑を行う総合討議の時間が設けられ、日韓両国の教育実践への見識が深められました。
また、ポスター発表は、午前と午後の口頭発表の間に実施されました。掲示されたポスターを観覧する時間が設けられた後、発表者一人ひとりに対し質問をする時間が取られました。国境を越え、自分の研究に関心を寄せてくれる方がいらっしゃったことの嬉しさはひときわで、研究へのモチベーションが高まりました。
韓国語が全くわからないこと、英語での会話も経験がほとんどないという状態から、出発前には不安な気持ちが大きくありました。しかし、言葉の壁があっても、考えや感情は共有できるということを今回の交流で知ることができました。むしろ言語の壁があったからこそ、お互いを知ろうとする積極的な姿勢が生まれていたようにも思います。
大学間を、また人と人のつながりを、より強く結びつけられるような、本フォーラムを企画・準備・運営してくださった公州大学関係者の皆様、そして同行してくださった九州大学の先生方々を始め、院生の皆様に心より感謝致します。
そして、「次は、九州!」
九大での国際フォーラムの開催に向け、努めて参りたいと思います。
(文責:柴田里彩)