2019年11月23日(土)・24日(日)の2日間にかけて、第71回九州教育学会が大分大学・旦野原キャンパスを会場にして行われました。
本研究室では今年度もラウンドテーブルを企画いたしました。
「OJTと Off-JTを『橋渡し』する教員育成指標の活用は可能か?-組織マネジメント項目の活用のためのリサーチマップ開発-」
本ラウンドテーブルは (独)教職員支援機構 NITS(平成 31 年度教育の資質向上のための研修プログラム開発・実施 支援事業)大学院レベルの高度な現職教員研修プログラム開発・実施事業の一環として開催されました(研究代表者:元兼正浩 九州大学大学院人間環境学研究院/教授)。
企画者・司会進行は元兼正浩氏で、当研究室に所属している鄭修娟氏と柴田里彩氏(九州大学大学院博士後期課程)らを含め、計4名が報告を行いました。
以下は発表題目と流れになります。
元兼正浩:「本ラウンドテーブルの趣旨説明」
大竹晋吾(福岡教育大学教職大学院):「教員育成指標をめぐる全国状況の傾向について」
髙田昌弘(大分市教育センター):「大分市における教員育成指標の活用と課題」
鄭修娟・柴田里彩(九州大学大学院生):「組織マネジメント項目に対応したリサーチマップ開発」
全体討論
また、今回は本研究室関係者の自由研究発表も行われました。
・大竹 晋吾 (福岡教育大学・本研究室のOB)「若年層教員のキャリア形成に関する事例分析-教師の憧憬と教職志望の希薄化に着目して-」
・畑中 大路 (長崎大学・本研究室のOB)「ミドルリーダーの省察を促す方法論の検討-10年間のインタビューデータの共同分析-」(共同研究)
・小杉 進二 (九州大学大学院・社会人院生)「中堅期の教師が『生涯一実践者』として生きることを選択するプロセス」
・殷爽(九州大学大学院・院生)「現代中国の教育改革における求められる校長像の変容」
今回の学会参加を通して、教育学各分野の最新の研究動向に触れることができて、大変勉強になりました。今回の学会参加で得られた知見などを踏まえて、今後の研究活動を進めて参りたいと思います。
(文責:申藝花)