1.コンサルテーションの概要
【コンサルテーションまでの経緯】
データ収集の方法・データ分析の手法・学校評価における問題点・第三者評価の活用法に関して、学校評価コンサルテーションを受けたいとの要望が学校評価支援室に寄せられ、その要望を受け学校評価コンサルテーションに赴いた。
【学校側の課題】
学校評価を行っても、学校評価が改善に結びつかず、徒労に終わりがちであった。実際のコンサルテーションの過程では、学校側が、見落としていた学校評価の抱える問題点・課題点を認識するようになる。
【課題に対する助言】
以下の3点を助言した。第1に自己評価に関する年度中間評価結果が厳しすぎたため、「成果評価」ではなく、指導過程などに関して先生方の取り組みや頑張りを評価すること。第2に教育委員会に提出する結果の内容を、わかりやすくした上で保護者には伝えるべきだということ。第3に、もっと保護者や地域に発信した情報が伝わっていることを確認する意識をもち、そのための方法を考えるべきであること。この3点を中心に助言を行った。
【成果】
コンサルテーションを受け、学校側は、実現不可能な評価項目を設定するのではなく、頑張りが認められ教員が勇気付けられるような評価にしていくことを教員間で確認した。また、情報を発信するだけではなく、地域や保護者と双方向での情報交流を行うことを次年度の目標として設定する予定である。