事例紹介(8)

 

1.コンサルテーションの概要

 

 

 

【コンサルテーションまでの経緯】

 各学校は学校評価を行っているが、現在行っている評価方法でよいのかという不安やもっと成果的な評価方法があるのではないかという課題を持っている。今回のグループ・コンサルテーションの目的は、学校が持っている学校評価に対する不安や課題を解決する一つの場とすること、大学が持っている専門的知見を提供する成果的な方法を開発することである。グループ・コンサルテーションは、九州教育経営学会と学校評価支援室の共同企画として行った。この企画の意図は次の2点である。

 ①参加者が学校評価に対する不安や課題を安心して話し合うことができる

 ②コンサルタントから的確な助言をもらえる場である

 1月中旬に、福岡県の小学校・中学校・高等学校にチラシを配布し参加者を募った。6校6名の応募があったが、当日の参加者は4名であった。また、参加者の多用なニーズに応えるために、教育経営学・教育行政学・臨床心理学を専門とする6名の研究者がコンサルタントとして参加し、計10名で、グループ・コンサルテーションを行った。