事例紹介(9)

 

1.コンサルテーションの概要

 

 

【コンサルテーションまでの経緯】

 コンサルテーションニーズ調査の際、当該校のコンサルテーションへのニーズが高かったことから、学校評価支援室よりコンタクトをとり、コンサルテーションを行った。

 

【学校側の課題】

 自己評価結果を学校評議員に提示し、学校関係者評価としている。自己評価に関する評価項目、分析、集計データの表現は、市教育委員会作成によるものを元にしている。

課題としては、評価結果等に関する職員の共通理解について課題を感じているとのことであった(校長)。また、同一の評価項目について、児童、保護者の評価と教職員による評価の乖離について疑問を感じているとのことであった。

 

【課題に対する助言】

 上記課題に対し、2名のコンサルタントが学校評価コンサルテーションを行った。2名のコンサルタントの専門分野は、教育経営学(赤星)、教育方法学(田上)となっている。

 

【成果】

 2名のコンサルタントによるコンサルテーションを「チーム・コンサルテーション」と学校評価支援室は名づけている。それぞれのコンサルタントの専門分野に基づいた多角的な情報提供が可能となっており、非常に先進的かつ有用性の高い事例であった。コラボ・コンサルテーションとの違いは、2名が同時にコンサルテーションに入る点である。複数のコンサルタントが特定の問題に対し助言を行うという点で、ひとりのコンサルタントがコンサルテーションを実施する場合との違いがあるものと期待される。