国際カンファレンスIIAI-IRIM2012にて博士後期課程院生が発表
2012年9月20日~22日、九州大学にて国際学会IIAIのカンファレンスが開催され、IRIM分科会にて博士後期課程の金子研太氏が英語での研究発表を行いました。
International Institute of Applied Informatics(IIAI)は、2010年に設立された応用情報科学の国際学会組織であり、2008年の設立準備期間より、ポートランド、済州、上海等でシンポジウムや国際会議を開催してきました。
本年は九州大学にて有川節夫総長をHonorary Chair、廣川佐千男教授(情報基盤研究開発センター)をGeneral ChairとしてコアカンファレンスであるAAI(International Conference on Advanced Applied Informatics)が開催され、あわせて3つの査読付き国際会議IRIM(1st International Conference on Institutional Research and Institutional Management)、ESKM、LTLEが開催されました。
IRと大学経営に関する研究発表の場(IRIM)が設けられたのは今回が初めてのことであり、同志社大学の山田礼子教授をGeneral Chair、立命館大学の鳥居朋子教授、九州大学の森雅生助教をProgram Committee Chairとして企画されました。IRIMは2日間で2つのセッションが開催され、鳥居教授(セッション1)、山田教授(セッション2)の司会のもと、8件の発表が行われました。金子研太氏はセッション1にて"A Research Design for Observing Organizational Transformations in Universities: With a Focus on Abolishment of Research Centers"と題して発表しました。
また、IRIMのセッションのない時間帯には、サテライトイベントとして「大学情報・機関調査研究集会」が開催されました。IRに関する2つの催しが隣接して実施されることで多数の関係者が来場し、大学評価の理論や手法についての活発な研究交流が行われました。
研究室では、後期の開始を前に研究活動が活発になっています。9月21日には、定例の検討会が実施され、卒論中間発表会を目前に控えた4年生が指導を受けました。当該日程は、個人研究の調査や学会参加などで不在の院生が多い中での検討会となったものの、それはそれで当研究室のアクティビティの高さを印象付ける出来事となりました。
研究室一同、より一層研究活動に打ち込もうと気持ちを新たにしています。