日本教育行政学会第47回大会にて研究発表を実施
2012年10月26日~28日、日本教育行政学会第47回大会が早稲田大学にて開催されました。
本学会は、昨年の第46回大会を九州大学にて開催しており、当研究室在籍者とかかわりの深い学会です。院生一同、本学会での発表に照準を合わせて研究活動を進めてきました。
10月28日に当研究室の元兼准教授と院生(梶原健二・金子研太・波多江俊介・畑中大路・梁鎬錫・朴玲河)により行われた「協働の教育行政学―福岡県春日市教育委員会の検討―」共同研究発表には、聴衆として60名以上の会員が集まりました。
前日の27日には春日市教育委員会学校教育部長の工藤氏による講演が行われていたこともあり、本共同研究発表は会員の大きな注目を集めました。
今回の学会を通して、コミュニティ・スクールにとどまらない春日市の教育委員会活性化の先進的な取り組みと本研究室のユニークな研究手法が会員に向けて大きく紹介されました。
なお、本共同研究の実施にあたっては、業務多忙の中、春日市教育委員会事務局の皆様に格別のご協力をいただいています。また、元兼准教授のご指導のもと、博士後期課程の波多江俊介氏が研究発表のとりまとめに尽力されました。
このほか、自由研究発表では当研究室所属の院生が研究発表を行いました。
・梶原健二「アメリカ教育省のアウトリーチ活動に関する一考察」
・○高木亮・○川上泰彦・○波多江俊介・妹尾渉「人事・労務管理上の課題としての教職キャリア危機とその対策―精神疾患事由病気休職・病気休暇に着目して―」
・金子研太「国立大学法人における附置研究所・研究施設の変容―省令化の模索とその断念に焦点を当てて―」
それぞれに新たな課題を発見し、さらに研究を進めようと思いを新たにしました。
本大会の運営にあたられた早稲田大学の大会実行委員会事務局の皆様、広島大学の学会事務局の皆様に心より感謝申し上げます。
文責:金子研太