海外渡航 2009年
2009年1月5日~8日 パキスタン訪問(国際協力イニシアティブ事業)
本研究事業のカウンターパートナーであるパキスタン北西辺境州のNGO “SABAWON”(Social Action Bureau of Assistance for Welfare and Networking)がペシャワール近郊の初等学校に働きかけ、学校関係者とGP「子どもが作る昼食の日」を実施した(写真上)。
その成果報告会をパキスタンJICA事務所(イスラマバード)にて開催しました。あわせて本GP発案の契機となった「弁当の日」の取組みなど日本の状況報告を行いました(写真下)。
Children are having lunch with friends which they made with teamwork. Boys do not have many opportunities to prepare meals at homes. | 日本の取組みや教育状況についてプレゼンテーションを実施(手前が元兼)。 |
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2009年3月3日~8日 ハーバード大学校長職センター訪問(科学研究費調査)
米国ボストンにあるハーバード大学附設のプリンシパルセンターで開講されている学校管理職向けの短期研修は例えば4日間で20万円など日本の感覚では法外に高額なのですが、受講希望者が殺到しているといわれます。その秘密をさぐるために同センターを訪問し、大学とセンターとの関係、講師陣やテキスト内容、受講者ネットワークの仕組みについて担当スタッフより詳しく解説していただくことができました。さっそく持ち帰り九大での学校管理職短期マネジメント研修(福岡県教育庁との共催)に活かしたいと思います。。
HGSEプリンシパルセンターにて | ボストンラテンスクールにて |
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2009年7月7日~11日 大韓民国「校長資格研修」訪問調査(教員研修モデルカリキュラム開発事業)
実質2日間で、ソウル大学校師範大学附設教育行政研修院、ソウル教育大学校附設初等教育研修院、教育科学技術部(日本の文部科学省に相当する国家組織)、ソウル市教育庁を訪問調査する強行軍でしたが、研修実施期間に初めて訪問することができ、講義・演習を参与観察するだけでなく、受講生の声も直接伺うことができました。さらに、行政機関の実務担当者にヒアリングも行うことができ、2008年度より360時間に倍増された校長資格研修の現状について理解を進めることができました。
今回、民間の人材開発企業が校長資格研修に深く参入してきていることが印象的でした。
民間参入のマネジメント研修風景(ソウル大学校) | 教育科学技術部にて「校長資格研修」政策担当者(右手)と |
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