4大学合同卒論合宿を開催しました

今年度の合宿(3月7~8日)は、九州大学の元兼ルーム、福岡教育大学の鈴木ルームに、昨年に引き続き山口東京理科大学の畑中ルーム、また佐賀大学佐藤ルームも加わり、4大学合同、総人数60人越えという大規模な合宿となりました。

 

3年生からは今後の卒業研究の構想発表が、4年生からは卒業研究の発表がそれぞれ行われました。現場に近い環境で経験を積んできた学生、研究的視点を重視する学生、様々な角度から、積極的な質疑応答が繰り広げられました。

 

1日目の発表を終えた後は、ドッヂボールや懇親会を通じて、親睦を深めました。今年は、山口東京理科大の学生から、畑中先生へ感謝の意を込めたムービーも上映され、あたたかな雰囲気が会場を包みました。朝方近くまで、語り明かす人たちもいました。

 

 

2日目に各自に渡された感想カードは、例年にない厚さで、それぞれにとって、大変実りある合宿となりました。

 

私は、本合宿で、ある学生からかけてもらった次の言葉が、非常に印象的でした。

 

「あなたの発表を聞いて、私たちもこのテーマについて知り、考えていく必要があると感じた。今、聞くことができて良かった。」 

 

卒業論文は、ほとんどの場合、多くの人の目に触れることがなく、終わってしまいます。しかし本合宿では、長い期間をかけ作成した卒業研究について、大勢の前で発表することができ、またその内容について真剣に議論ができます。参加者の中には、教員になる学生、教員志望の学生、教育関係の仕事を目指す学生も多くいました。発表・質疑応答は自分の勉強になるだけでなく、自分の研究が、「教育」という分野に携わる他者へ影響を与えうる、大変貴重な場でもあると、実感しました。

 

3年生には、この場での経験を活かし、自身の納得のいく卒業論文を作成してくれたらと、強く思います。

 

今年は主管校として、教育法制研究室3年の吉川が中心となり、3年生皆が協力し、他大学との連絡・準備段階から、当日の運営を行ってくれました。また、連絡係を務めて頂いた福岡教育大学の山川さん、山口東京理科大の竹林さんをはじめ、ご協力くださった関係者の皆さまのおかげで、合宿は大きな不備なく、成功に終わることができました。この場をお借りし改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

(文責:柴田里彩)

更新日:2016-04-01 11:57

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