平成29年度モデルカリキュラム第1回企画運営会議実施

当研究室は、現在、(独)教職員支援機構の受託事業として、「リスクの感度を高める組織マネジメント研修開発プロジェクト」を熊本市教育センターとの共催ですすめております。

2017年9月30日に、今年度第1回目となる企画運営会議(全体会)を実施しました。

本事業は、危機管理、とりわけ危機予防や危機予測といったリスク・マネジメントの観点から組織全体の意識を高める研修プログラムの開発を提案するものです。

リスク・マネジメントは、災害をはじめとして、若手育成、不祥事案件、保護者対応、運動会や修学旅行などの学校行事、地域連携・協働などを想定しており、平成28年度の受託事業で開発したミドル向けケースメソッド事例とあわせ、研修コンテンツを開発し、プロジェクトメンバーの協力を得て、ニーズのある自治体へ出前型の研修を実施しております。

今回の会議では、熊本市教育センター指導主事、広島市教育センター指導主事、小郡市教育委員会指導主事、宮崎県教育研修センター指導主事、九州地区で教員研修に携わる、開発委員の大学教員が出席し、指導主事が作成したロールプレイスクリプトを検討することで、研修プログラム開発に向けた熱い議論が交わされました。

特に、今回の会議ではスクリプトを用いて試行的にロールプレイをするなどして、院生も加わり、意見交換を行いました。スクリプトに登場するミドルリーダーの役割と教諭、保護者のスタンスなどの細部にわたる設定について、所属地域、実務家-研究者の垣根を超えた活発な議論がされました。

2月には、本年度第2回目の企画運営会議を予定しており、研修開発に向けた全国各地での視察報告、修正版のロールプレイスクリプトの最終検討会を行い、3月末には最終報告書を刊行する予定です。

 

(文責:小林昇光)

更新日:2018-01-09 13:18

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