九州教育学会第69回大会に参加しました
2017年11月25日から27日にかけて、九州教育学会第69回大会が鹿児島大学にて行われました。
教育法制研究室から自由研究発表2本、ラウンドテーブル1本を報告しました。
(自由研究発表)
殷爽「中国における学校管理職研修の制度化に関する考察―1989-1999年における制度の形成要因に着目して―」
柴田里彩「公立女子高校の存続要件に関する一考察」
どちらの研究発表においても活発な質疑・議論が展開されていました。
研究室の自主ゼミ「おも研」では指摘されていなかったような新たな意見や視点をいただける学会発表は、今後の研究を進めていく上で貴重な場であったと思います。
(ラウンドテーブル)
「学校コンサルテーションにおけるOJT型管理職育成の試行―その可能性と課題―」と題して、元兼正浩(企画・司会進行)、木下寛子、原北祥悟、鄭修娟、申芸花、殷爽が報告しました。
学校コンサルテーションの理論的枠組みや九州大学コンサルテーション室の実践、韓国・中国の動向の話題提供の後、学校コンサルテーションの有効性と課題を議論する形式でした。
学校コンサルテーションにおいてコンサルタントとコンサルティの「対等性」の担保はいかにして可能なのかや、九州大学コンサルテーション室による実践の今後の展望に関する議論にとどまらず、韓国・中国で実践されている学校コンサルテーションの知見をどのように取り入れることができるのか等、幅広い論点が提示されました。
なお、本ラウンドテーブルは文部科学省受託研究「学校コンサルテーションによるOJT型管理職育成の試行」の成果報告の一部でした。
ラウンドテーブルにおける貴重な意見交流を踏まえ、3月には報告書を発行し、成果の一部を「九州大学学校経営コンサルテーション室」のHPに掲載しております。
興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。
(文責:原北祥悟)