2024年6月7~9日に日本教育経営学会が開催されました。
2024年6月7日から9日にかけて、第64回日本教育経営学会が九州大学にて開催されました。
今回の大会では、37の自由研究発表による9つの分科会や公開シンポジウムなど、数多くの催しに240人を超える参加者が集まることとなり、非常に大きな盛り上がりを見せた学会大会となりました.
(参考:https://sites.google.com/view/jasea2024/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0)
特に盛り上がりを見せた本大会のシンポジウムでは、「教師を取り巻く労働環境を考える」をテーマとして行われました。本シンポジウムの特徴として、「学校における働き方改革」というキーワードのもと、教師の労働環境は多様な学問的見地から論じられていることを前提に、教育社会学という隣接学問領域だけでなく、ジャーナリズムという学問を超えた第三者からの視点を交えることにより、教育経営学に閉じることのない視座を得ることが目的とされていました。実際に参加した所感としても、多種多様な知見から出される意見を総合討論により集約することで、非常に有意義な時間を参加者の皆様で共有できたのではないかと感じております。
更に、本大会の総会において、本研究室の元兼正浩教授が学会長に選出されました。
就任挨拶では「高野桂一元会長の学校経営研究夜話というエッセイ集の中に『学会は、ただその時代時代に加入して、また抜けていけばいいというものではない。加入する限りは、その学会の歴史の一ページ、一コマを自分が創っているのだ、という責任と自負がなければなるまい』というくだりがあります。これから皆様と本学会の新たなる物語りを一緒に紡いでいけたらと願っております」とその意欲を示されました。
また、一日目の日程が終了した後の懇親会では、木岡一明会長(当時)や中留武昭元会長など、5名による博多百年蔵の鏡開きが行われ、九州にちなんだ日本酒がふるまわれました。
このような盛り上がりに対応すべく、本研究室からは大会実行委員会委員長として元兼正浩教授が携わられたことを筆頭に、法制・経営研のOB・OGの方たちが実行委員として活躍されました。
また、法制研現メンバーからは学術協力研究員1名、院生5名、研究生2名、学部生5名、その他、他研究室や他大学から3名が当日スタッフとして、大会に関わりました。
本学会大会は、学術的な知見を得る上でも、大会運営を行う上でも非常に大きな学びとなりました。元兼正浩教授が準備期間中におっしゃられていた「記録より記憶に残る」ような学会大会を創る一メンバーとして関われたことを誇りに思います。
(文責:小椎葉大樹)